『父が娘に伝える自由に生きるための投資の教え』を読んでみた

おすすめ本

こんにちは、インフラ系サラリーマンぽんしゃんです。

ジェイエル・コリンズ『父が娘に伝える自由に生きるための投資の教え』の書評です。

数ある投資本の中でも、非常に平易な内容でした。株式とは、長期投資とは、という大上段の話はなく、単純明快に「こうすればいい!」ということが繰り返し記載されています。今回、印象に残ったのは以下の点です。

1 たとえ話―僧侶と大臣の話

『仲の良い少年二人が成長し、質素な僧侶と王様側近の大臣になりました。大臣は僧侶に対して、「王様の役に立つ仕事をすれば、コメと豆しか食べられない生活を送らなくて済むよ」と言いました。僧侶は大臣に対して、「米と豆で生活する方法を学べば、王様のためにあくせくしなくて済むよ」と言いました。』

裕福かどうかの一つの尺度は、収入と支出のバランスです。支出が抑えられていれば、収入が低くとも裕福に生活できるということのたとえ話ですね。

2 会社に縛られないお金

著者は「会社に縛られないお金」の重要性を説きます。毎月の給料で生活している人は、尊敬している人のために働く自由、やりたいことをやる自由を得ることができない。業績を上げているときは、会社そのものも、会社における自分の立ち位置も上昇気流にあるわけですが、その状態がずっと続くということはまずありません。会社に縛られないお金が、人生の自由を得るうえで重要であるということです。

お金の心配さえなければ今の仕事を辞めてのんびり過ごしたい、あるいは別の仕事をしたいという方は多いのではないでしょうか。会社に縛られないお金を確保することで人生の自由度が格段に上がりますね。

3 市場はいつも上昇する

どれだけ大きいものでも、暴落は通常のプロセスの一部なんですね。何故そう言えるのか。それは、インデックス投資で株式市場全体に投資しているとき、パフォーマンスの悪い銘柄は自然に淘汰され、新規に株式公開され成長している銘柄が投資対象に入ってくるからです。市場の自浄機能によって、市場の成長を享受することができるわけです。

また、インデックス投資で株式を所有するということは、市場で努力し、成長しようとしている企業そのものの一部を所有することにほかなりません。一流企業で、利益を得るために努力している優秀な社員たちに働いてもらっている、その成果を分けてもらうわけです。

たとえ暴落が起きても、市場はいつかは回復する。それを信じてじっくり待つことで市場全体の成長を享受できるわけです。

関連記事として、こちらの記事「不労所得を得るための第一歩とは」もご覧ください。

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