老後資金を作るなら長期株式投資がいい理由

こんにちは、インフラ系サラリーマンぽんしゃんです。年金2000万円問題をきっかけに投資に興味を持った方も多いと思います。投資といえば、FX、株式のデイトレードなどが思い浮かびますが、どちらも老後資金作りには向いていないように思います。これらはゼロサムゲームだからです。

FXは金利差によって利益を目指すものですが、金利が高い通貨はその分だけインフレ率も高いケースが多く、為替差損が発生しやすかったりするのです。為替取引そのものにはリスクプレミアムがあるわけではないのです。

株式のデイトレードもゼロサムゲームと言えます。短期では投資先企業の価値が変わるわけではないからです。確かに、様々な要因によって短期で価格が変動するため、その差額で利益が出ることはあります。しかし、これはあくまでもゼロサムゲーム的な利益で、そのタイミングで利益が出るか損が出るかはまさに運次第です。

では、長期の株式投資はどうか。これはプラスサムゲームですね。株式を長期で保有するということは、ある企業に資金を投じて、事業の応援をする。事業が成功して企業の価値が上がることを期待するわけです。成功するかどうかは分からないので、将来見込める価値よりも割安に株式を買うことができる。これがリスクプレミアムです。

会社が倒産してしまった場合、株式は紙くずになってしまいますから、長期に株式を保有するなんて怖いと思う方もいらっしゃると思います。だからこそ、投資信託などで多くの企業に分散させて株式を買うことが大切なのです。日経平均やS&P500に連動するローコストの株式インデックス投資信託を買って、長期に保有する。これが老後資金を作るのに最適だと思います。

なお、ゼロサムゲーム自体が悪いというわけではありません。資金の一部で取り組む分には、非常におもしろいものですし、資産全体の分散効果も期待できます。ただ、ゼロサムゲームに資金の大半をつぎ込むのは投資というよりも投機といえるでしょう。

老後資金を作るためには…、こちら「不労所得を得るための第一歩とは」もご覧ください。